『六番目の小夜子』とは何か?

 そういえば、今回こういう企画を立ち上げたにもかかわらず、テクストの『六番目の小夜子』についてなんら詳しい説明をしていない、ということに気が付いた。まあ、本来は誰もが知っていて当然の本であるはずなのだが、そもそも一度絶版になったということは、意外とこの本が世間一般では知られていないという可能性も捨てがたい。と、いうことで、「ここ十年に発表された我が国のホラー小説の中でも、十本の指に入る傑作」(綾辻行人)たる『六番目の小夜子』について解説してみたい。
……とはいうものの、ただ、データをつらつらと並べてもあまり意味がない。いっそのこと、一介のファンに過ぎないこの私の主観を正直に語った方がこの物語の素晴らしさをよりよく表現できるのではなかろうか、という意図の元に以下紹介文を書いてみた。

タイトル:『六番目の小夜子』
作者:恩田陸

ごく簡単なあらすじ:超美少女の転校生、津村沙世子がイヤミなガリ弁野郎や、スケベな不良どもをばったばったとなぎ倒す、愛と感動のラヴ・ロマンス。

本書のウリ:津村沙世子

本書の欠点:津村沙世子が出ていないシーン

『小夜子』以外でお薦めの本:『不安な童話』(←自虐ネタ)

主人公以外で思い入れのあるキャラクター:沙世子が身につけていた鍵

作者についての感想:後輩曰く「別に作者になんて思い入れはないよ、とかエラそうに言ってたけど、サイン貰って死ぬほど嬉しそうにしてた」

私が『六番目の小夜子』によって得たもの

『六番目の小夜子』によって失ったもの

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