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発狂する近況


2016/12/31 [小説][映画][ガジェット] 読んだ、観た、買った '2016

小説:ジブラルタルの女王

ジブラルタルの女王 上 (二見文庫 レ 3-1 ザ・ミステリ・コレクション)
アルトゥーロ・ペレス・レベルテ/喜須海 理子
二見書房
¥ 853

ジブラルタルの女王 下 (二見文庫 レ 3-2 ザ・ミステリ・コレクション)
アルトゥーロ・ペレス・レベルテ/喜須海 理子
二見書房
¥ 853

文庫が出たのは2007年と大分前なのだが、ふと思い立って読んでみたら、なかなか面白かった。 あらすじ等を全然知らない状態で読んだのがよかったのか、主人公の境遇があれよあれよと言う間に変わって行く様がとてもよかった。最後がちゃんとドラマチックな展開になっているのもよい。

あとは、「ブロントメク! 」 をさっさと読まないと……。

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2014/09/10 [映画] GODZILLA ゴジラ(2014)

アメリカ公開から約2ヶ月以上も待たされ、ようやく日本でも公開されたハリウッド版ゴジラ(のリブート版)。かつての駄作とは違い、今度は傑作! ゴジラがちゃんとゴジラしている! などなど好評価を獲得し、アメリカを含めて全世界で大ヒット。こりゃ是非観ないと、ということで公開初日に行ってきたんだけど……。

まず、何と言っても冒頭である。

舞台はいきなり日本の原発! そこで起きた謎の地震。引き起こされる未曾有の原発事故! 事故の描写が微妙だが(原発由来の煙がでたら、そこに巻き込まれなくても、近くにいるだけでもうだめだろう)、ここまで直接的な描写があるというのはすごい。 確かに、「今」ゴジラを描くなら原発(もっというと3.11)とセットでないとね。残念ながら日本で制作したら難しいんだろうけれど、アメリカ製ならではの展開だろう。すごいぜギャレス・エドワーズ。

また、ゴジラの描写自体も素晴らしかった。 行動原理があくまで別の怪獣を殺戮することにあり、人類は歯牙にもかけないというのは新しかった。人類の敵という役割をぼやかしたおかげで、「怪獣王としての威厳を保ちつつ、ある程度感情移入できる存在」にすることができた。多分、今後のゴジラはこれがスタンダードになるのではないか(ガメラの後追いじゃないの? という気もしなくもないが)。

が、しかし、人間側の描写がひどすぎた。特に、中盤以降の米軍は単にあまりにもアホなだけの役立たずで、観ていてうんざりした。

例えば、予告編で印象的だった、米軍が上空からパラシュート降下するシーンは、実際に本編を観るとそこに至った理由が馬鹿馬鹿しすぎて、頭痛がしてくる。また、ネバダでの捜索シーンは、バカや滑稽を通りすぎて、作り手側の知性を疑うレベルに達している。

主人公については、物語のほとんどを怪獣が活躍するシーンを邪魔することに費やしているばかり。まあ、最後の最後で、積極的に怪獣に絡んでいくのだが、やっていることが、実質的にかつての「エメリッヒ版」とあまり変わらないような気が。

ということで、最初はものすごく興奮しながら観ていたのだが、最後はすっかり冷め切った気分で席を立ったのだった。良質な怪獣映画からはじまり、最終的には、近頃ではあまり見られないアホなハリウッドに映画に堕していたな、という感じがする。 結局、ビジュアル的には素晴らしいが話はクソという、いつものゴジラ映画であった。

とはいえ、町山智浩を始めとした映画秘宝関連の執筆陣では、絶賛する人たちが沢山いるみたいなので、楽しめる人は楽しめるのかもしれない。ただ、思うんだけど、これが面白いっていうんなら、大抵の和製ゴジラは傑作ぞろいじゃなかろうか。80年代以降なら、人間描写はひどいもんだけど、視覚効果(ゴジラやそのバトル)あたりは、結構いい線いっていたような。

とうことで、これがゴジラとして面白いというのなら、VSシリーズは全部傑作ということでいいんですよね? でも、平成ガメラ三部作が出たことで、頭の悪い描写やアホなシナリオは必要なくて、人間側も含めてちゃんとリアリティを持ったお話にしようよ、ということになったと思うんだけどなあ。


2014/07/22 [映画] 最近観た映画 2014年夏編

映画はもうほとんど観ていないのだが、夏に限ってはそこそこの頻度で映画館まで足を運ぶことがある。
ということで、最近らへんで観た映画の感想をざっと書いておきたい。

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2013/09/14 [映画] スター・トレック イントゥ・ダークネス

J・J・エイブラムスの手によってリブートしたシリーズ第二作。ロンドンにて発生したテロ事件の犯人であるジョン・ハリソンと、彼を追うカーク率いるエンタープライズ の乗組員たちのお話。

一筋縄ではいかないジョン・ハリソンの犯行動機やその背景、単純にアクションに走らず、適切なタイミングで様々な謎を観客に提示することによって飽きさせない作りになっていて、大変面白い。

なによりも、キャラクター描写が秀逸で、主要な登場人物にはそれぞれ見せ場がちゃんとあり、それぞれの見せ場がパズルのように組み合わさっている。 なかでも、ベネディクト・カンバーバッチの存在感は強力で、というか、前半で彼がにらみをきかしているシーンでは、ホームズにしか見えない。

ただ、スタートレックとしてみると、なんだか地味な話だなあという感がある。映画中、大半の舞台が地球とその近くで、「宇宙大作戦」らしいスケールの大きさを感じることができない。クリンゴン人もあんまり出てこない。ラストに、ちょっとしたスペクタクルなシーンがあるけれど、取ってつけたような感じで、(その後の殴り合いもふくめて)「で?」という感じしかしない。

どうせなら、地球圏の内輪ケンカの話よりも、冒頭の、原始的な文明のみ存在する惑星の危機を救う話の方をもっとメインとして掘り下げてほしかった。 オープニングでは、未開人たちが地面にエンタープライズの絵を書いたところで、タイトルがバーンと出てくるわけだが、むしろあそこでエンドクレジットが流れるような話にしてほしかったなあ。

ということで、面白くはあったけれど、スター・ウォーズもこんな調子だと困るんだけどなあという不安もよぎった一作であった。


2011/02/20 [映画] 「ソーシャル・ネットワーク」を観た

評判に違わぬ面白さだった。アクションもロマンスもミステリーも何も無いにもかかわらず、時間を忘れて見入ってしまった。

本作については、町山智浩のアメリカ映画特電での解説がよく纏まっていると思う。ただし、完璧にネタバレしているのであらかじめ映画をみてから聞くことをお勧めする。

*以下に、補足説明あり
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20110131

ラシンダ・ジョーンズ扮する弁護士を「観客の視点を代表」しているという見方はちょっと違和感があるかなあ。終盤近くまで、そんなにザッカーバーグ他と会話しているシーンもないし……。ただ、製作者側の視点や主張を一部代弁しているところはあると思う。
また、最後に述べられていた「映画としての古さ」についてはとても重要。この映画についてただ絶賛しているだけのIT関係者がいたとしたら、その人の言説は眉に唾をつけておいた方がいいだろう。

個人的には、作品を通じて、「コードを書ける奴が一番偉い」という思想が描かれていたところが印象的だった。どんなにアイディアを持っていたとしても、あるいは出資者を捕まえることができたとしても、肝心のブツを作れてなんぼであると。

そうそう、久しぶりに映画作品のオフィシャルサイト( http://www.socialnetwork-movie.jp/ ) を見てみたんだけど、未だに無意味にデザインに凝って、無意味にわかりにくくしているのか……。まあ、最新情報がなぜかtumblr上にあって、それだけは面白かったけど。


2010/07/19 [映画] プレデターズ

久しぶりに映画館に行ったら、人がやたらに多くて「さすが、アリエッティや踊る大捜査線が公開されているだけあるなあ」とか思っていたのだが、なんと「プレデターズ」自体も劇場がほぼ満員でびっくり。まあ、もともと小さいハコではあるのだが、それでもこの手のジャンルで、それなりの人が集まるとは思わなかった。前方の席なのに左右にも人がいるなんて……。

しかしよくもまあ、こんなしょーもない(であろう)映画をみんな観に来るなあ、もちっとメジャーな映画に行けよ、と他人事のように思っていたのだが、肝心の内容もなかなかよくできていて、またもやびっくりした。大まかな話は「ジャングルで人と謎の異星人が戦う」というテンプレ通りの展開なのだが、シチュエーションをずらすことによって、割と新鮮な気持ちで観ることができた。なかでも、人間側もロクな奴がいないという設定にしたのがうまく当たっていたように思う。おかげで、キャラクター同士の適度な緊張を演出できたし、人死がでても「仲間の仇を討つ!」みたいな湿っぽいシーンがひとつ足りともなかったのがとても良かった。
また、ビジュアル的には80年代のSF映画っぽさがあったり(ややエイリアンっぽい演出をしている箇所もある)、全体的なトーンは90年代SF映画の閉塞感みたいなものが漂っていたりと、作風がやや一昔前のSFであるのも、個人的には好みだった。「プレデター」の名を冠した映画としては正しい方向性であろう。

ただ、エモーショナルな要素が無いためか、サスペンスが切れはじめた終盤は(それまでは気配程度だったのが)本格的にバカ映画の様相を帯びてしまったのは残念。それでもラストはいい感じで締めることができており、大変満足度の高い映画になったと思う。あとは、エンドクレジットの脳天気な音楽さえ無ければなー。


2009/06/28 [映画] ヱヴァ観てきた

ものすごい出来だった。あと、事前にT4もトランスフォーマーも観ていなかったのは失敗だったとつくづく思った。
きっと、ヱヴァの後で上の二作を観たらどうしようもなくしょぼく感じられるはずだ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ 通りすがり [君はマリが好きなのだ。きっとそうだ。]

_ BookMeter [マリはQでの活躍に期待だにゃー。]


2009/06/16 [映画] スター・トレック

J・J・エイブラムス監督による、新生スタートレック(おそらく)第一弾。

本作では、キャストを一新し、若き日のカークを初めとしたエンタープライズ主要クルーの活躍を描いている。

まあ、新しいスタトレということで作風も大分変わるんだろうな、と思っていたのだが、従来のテイストもちゃんと残っていたのが意外だった。

特に、後半の鍵になる時間ネタなんかはいかにもだし、カークがどこぞの極寒の星へ飛ばされるのも、おなじみの光景だろう。

と偉そうなことを述べたものの、私はそんなにスタトレに詳しくはないので、往年のファンがどう思うのかはよくわからない。でも、おそらく、ファンがにやりとするような仕掛けもいくつか入っているのではなかろうか。 そういえば、コスチュームも割と初期テイストを残しているデザインになっていたような。

ただし、さすが視覚効果は大幅にパワーアップしており、転送シーンなどは大変かっこよくなっている。また、戦艦による交戦シーンも大迫力。ただ、クローバーフィールドに引き続き、モンスターの扱いがいまひとつだったような。

全体的には、やや駆け足で説明不足の感が否めないが、「これは従来のスタートレックとは別の話ですよ」というのを、ちゃんとストーリーとして描けているのは素晴しい。 スタトレを知っている人も知らない人も楽しめる内容になっているのではなかろうか。 個人的には、宇宙船や宇宙人がわらわら出てきて、金もそれなりにかかっている映画を観るのは久しぶりで、大変楽しかった。他にも色々書きたいことがあったような気がするのだが、これ以上はマナジーが無くなってしまうので、このへんで。


2008/11/21 [映画] これは観たい

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20081120

最後の一行で俄然興味がわいてくるという、見事な映画紹介。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

_ オレ [タイムコップは大傑作だと今でも思うが]

_ BookMeter [観たような気もするんですが、もはやどんな内容だったのか全然思い出せません >タイムコップ]

_ オレ [大衆娯楽最強って意味だよタワケめ! SFファンはあれを見て狂喜すべきであろうよ。ところで旨いもん食いに行きたいから付き合え。]

_ BookMeter [12月はびみょーなんですが、機会があれば是非是非]


2008/06/15 [映画] インディ・ジョーンズ/水晶髑髏の王国

実は先行上映していたことを知って、さっそく観にいってきた。

ひとまず、ここ最近頻繁にコメントして下さっている方は必見のお話だった。冒頭の舞台がいきなりあそこだもんなあ。

あと、戦後アメリカの光景とインディがぜんぜん似合ってなくて笑ってしまった。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ iPhone by DoCoMoooooo...SOFTBANK!! [観て来た。水晶髑髏っつーより、いや、これタイトルに偽りありだろうwww 面白かったけどさあ。ウキキ。]

_ BookMeter [思わずサントラ買っちゃいましたよ。どうせRaiders Marchしか聴かないのに……。]


追記