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発狂するバックナンバー(2001年 2月)

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〔2001/ 2/ 3〕

朝起きてメールをチェックしたら、bk1より『20世紀SF3 1960年代 砂の檻 』出荷完了の連絡が来ていた。げ、もう出たのか。まだ、50年代を1ページたりとも読んでいないのにー。

……とかなんとかしているうちにみるみるうちに時間が経ち、「ギャラクシー・クエスト」の待ち合わせに遅刻してしまったのは確かに申し訳なかった。さらに、劇場が大変混み合っているなかで、前から3列目中央端という比較的観やすい位置を一人で確保しつつ、他の参加者たちを最前列や最後尾付近においやるという行いも確かに褒められたものではなかった。が、しかしそれでも、いくらなんでも、あんなにいぢめなくてもいいのにーーーーー。観賞後に色々よもやま話をしていたのだが、今思い返すと他の人からちくちくと虐められていた記憶しかない。例えば、プログラムを買わなかったことを散々馬鹿にされたり、私は記憶力が欠如しており、さらにはダークサイドに墜ちた人間であるということにされていたような(言うまでもなくこれはいいがかりである)。しかし、腹黒い人というのはどうして他人に己を投影したがるのだろうか。それから、人より先に本を手に入れることがいかに素晴らしいかを力説した直後に、まるで見計らったかのように恩田の新刊(『MAZE』)を手に入れたことを教えてくれたばかりか、現物をわざわざその場でみせてくれた雁名さんをはじめとした参加者のみなさん、貴重な情報を本当にどうもありがとう。くそっ。
とか、色々あったものの、映画自体は文句無く面白かったし、ダースモールに豆まきしたりと、とても楽しい一日であったことも確かだろう。参加者のみなさま、また何かの機会にお会いいたしましょう。今度はいじめないでね。


〔2001/ 2/ 4〕

「ギャラクシー・クエスト」のレビュウをどのように書こうかと色々考える。確かに、随所に面白いシーンやセリフが出てくる映画なのだが、堕落しきった頭にはくだらないネタしか思い浮かばない。以下例を2つばかり。
「このサイトをCinemaMeter呼ばわりする奴は死ね!」
「人を勝手にダークサイドに墜ちていると決めつける奴は死ね!」
……うーん、ネタというよりも切実な叫びというかなんというか。
「俺のサイファイをSF呼ばわりする奴は死ね!」
……それはあんまりシャレになっていないような。あ、サイフィクトでしたっけ。ま、それはともかく「ギャラクエ」は素晴らしいです。必見です。っていうか、もの好きにもこのサイトのこの文章なんぞを読んでいる人は「ギャラクエ」鑑賞は義務と言ってもよいでしょう。私も、もう一回は観に行かなきゃならんな。プログラムを買うためにも。


〔2001/ 2/ 5〕

『MAZE』が出た以上、さっさと読むのが恩田ファンの責務であるわけだが、ふとなんとなく『天使は探偵』を読み始めてしまう。久しぶりの笠井だー。大鳥安寿萌えーとか言い出す人が出てきたりするんでしょうかね。ちょっと読んだ限りでは、キャラ的に弱いんじゃないかという気もするが。ところで、『オイディプス症候群』は(以下略)。


〔2001/ 2/ 9〕

『天使は探偵』は、6日頃に読了。やっぱりこれって、『スキー的思考』の小説化みたいなものなんでしょうか。で、せっかくだからレビュウでも書こうかとも思っているのだが、作者が作者なので、ひとつ間違えると自分の身に危険が迫る可能性があるため、どうしようか思案中。『MAZE』も言うまでもなく読了。色々言いたいことがある本なのだが、このサイトで恩田の作品を真面目に語るのはイヤなので、恩田MLに投稿する予定。
しかし、国内作品だとすいすい読めますな。海外については、未だに『ハッカー/13の事件』もSFマガジン3月号も読み終わっていない、とボロボロ。『祈りの海』は手もつけていないし、来週にはなんとかしよう。なんとかしないと未読の山がどんどん増えていってしまう(涙)。っていうか、最大の問題は『上と外4』を読んでいないばかりか、そもそも買ってさえいないということだ。最近ぜんぜん書店にいっていないからなあ。

そうそう、レビュウと言えば、2月8日の「土踏まず日記」は、齋藤的格好良さに満ちていて面白かった。でも、あたくしは「ブギーポップ」シリーズは一冊たりとも読んでいないんだよなー。


〔2001/ 2/10〕

『上と外4』読了。……誰だ、3巻を読んで、「こりゃだめだね、『上と外』はもう終わったな」とかえっらそーにほざいていた奴は。――すみませんすみません、私です。反省します、ごめんなさい。今回はめちゃめちゃ面白かったです。読んでいてうまいな、と思ったのは、練に課せられた試練をメインにすえて、その他のキャラクターのエピソードを効果的に配しているところ。特に千華子の使い方はうますぎ。読者の焦らし方を心得ている。そして、例によって「一体これからどうなるんだあああっ」という終わり方。ああ、完結編である5巻が出る2ヶ月後が待ち遠しい……。果たして本当に終わるんだろうかという一抹の不安もあるが、物語全体としては一応閉じつつある展開になっているので、大丈夫でしょう。でも、恩田はラストスパートでバテる傾向があるんだよなあ。


〔2001/ 2/11〕

以下は、私が勝手に意識(妄想)していることだと思うのだが――最近、レビュウしようとしている作品が風野さん読冊日記にて先行して取り上げられてしまうという事件が多発している。最初にやられた(と認識した)のは「クリムゾン・リバー」で、このレビュウをアップしようとしてふと何の気無しに1月28日の読冊日記を覗いてみたら、すでに取り上げられていて、大変驚いたものである。無論、一例だけならただの偶然であろう。しかし、次の週に観た「ギャラクシー・クエスト」をレビュウしようとちんけな文章を書いている途中で、なんとなく嫌な予感がして読冊日記を見てみると、またしても2月3日付けでレビュウを書かれていた。なぜこんな、はかったようなタイミングでアップされるのだろうか。もしかして何かの陰謀なのだろうか。っていうか、こんな恐ろしくマイナーなサイトの管理人に陰謀をめぐらすことに何の意味があるのだろうか。大変謎である。……ショックはさらに続く。一昨日にはこともあろうに佐伯日菜子写真集を先行して買われてしまったのだ。このことで、私がどれだけ狼狽したかはいまさら書くまでもないだろう。というわけで、大慌てで翌日(10日)に写真集を購入する為に、書店へ行くハメになったわけだ。まあ、今はどちらかというと三輪ひとみの写真集が欲しかったりするし、見れば見るほど佐伯日菜子ってひんにゅ……いやそれはともかくとして、この日の読冊日記では、わけあって観に行くことができなかった「アンブレイカブル」レビュウがアップされていたのである。もうショックを通り越して虚脱状態になってしまった。次から次へとネタを先取りされてしまう私は、これからどうやってこのサイトを更新していったらいいのでしょうか。

いや、しかし、やられっぱなしというのはいかん。ここはせめて一矢でも報いてやらねば。質では絶対勝てないのはわかっているわけで、せめてアップするスピードだけでもなんとかするよう心がけることにする。そう、次こそは先行してレビュウを書くのだ! と、心に強く誓った次第である。そういうわけで、風野さん、「回路」と「処刑人」を観るのは再来週にしていただけないでしょうか? ←すげー他力本願


〔2001/ 2/12〕

そういえば、昨日は遅ればせながら(自嘲)「アンブレイカブル」を観たんだっけ。事前に耳に入ってきた幾つかの評判のおかげでほとんど先の展開が予想できてしまったのは、とても口惜しい。やっぱりこういうのはなんの予備知識も無い状態で観たかったなあ。逆に、この映画の本質的な要素についてまったく言及していない宣伝は評価されてしかるべきではないかと思った。


〔2001/ 2/13〕

ううむ、風野さんは「回路」も「処刑人」も観ないつもりなのですか。なんてもったいない。特に「回路」はとても素晴らしい映画だと思うんですが(←既に観たらしい)。ラストの恐ろしく、そしてなんとも魅力的な光景は必見です。なお、現在ノベライズを読んでいる真っ最中なのだが、こちらも文中からにじみだすなんともいえぬ不安感がいいですね。確かにこれは映画以上の出来と言われるだけあるかも。


〔2001/ 2/15〕

「SFが読みたい! 2001年版」を手に入れる。とりあえず、『月の裏側』がベストSF2000にて3位だったのは大変嬉しい。その他の感想についてはまた後ほど。
そういえば、『回路』のノベライズも読了した。結構堅い文体で、読んでいて妙に新鮮だった。最後の一文が印象的。


〔2001/ 2/20〕

絶不調。先週から風邪をこじらせてしまい、何もかもやる気がなくなっている。ううう、のどが痛い、身体がだるい。さらに、何の気無しに『銀河帝国の弘法も筆の誤り』などを読んでしまったがめに、症状に頭痛までが加わることになってしまった。ううう、だめだもう寝る。おやすみなさい。
(むくりと起きあがって)……あ、そうそう「SFが読みたい! 2001年版」についてですが、私が最も感銘をうけたのは、1990年代SFベスト30ガイド海外編における《黒き流れ》3部作の解説ですね。その昔ミル(昏倒)


〔2001/ 2/21〕

極めて不調。もう、指一本動かすだけでも億劫という情けないありさま。ううう、のどが痛い、身体がだるい、頭が痛い。気分転換に、コメンタリー目当てで買ったDVD版「クロスファイア」を観る。矢田亜希子はいいのお。素晴らしいのお。しかし、あまりに美しすぎるためか、観ているうちに立ちくらみを起こしてしまった。まるで貧血であるかのように……。

# っていうか、立って観ていたんかい。


〔2001/ 2/22〕

激しく不調。果たしてこれからまっとうな人間として日常生活に復帰できるか不安になるほど、調子が悪い。ううう、のどが痛い、身体がだるい、頭が痛い、立ちくらみがする。とかグチをこぼしてばかりいてもしょうがないので、『黒い仏』を読んでみる。おお! これぞまさしく、正真正銘の本格ミステリ。しかし、内容が結構難解なので、知恵熱が出てしまった。さらにもっと問題なのは、この「知恵熱」の用法は間違いであるらしいということだ。どうしよう。


〔2001/ 2/24〕

体調の悪さを嘆いていても仕方がないので、思い切って銀座まで出かけて「処刑人」を観る。主役の二人と彼らにまつわるドラマがいまいち魅力的じゃないのがちょっと……。なんか、鬱陶しいイタリア人と一緒になってFuck連呼してただけのような気がする。ただし、FBI捜査官を演じるウィレム・デフォーの狂った演技はめちゃめちゃおかしかった。特に、彼の推理と実際の犯行が重ねられるシーンは秀逸(人によっては唯一の見所と称すかもしれない)。
つまり、私はそこそこ楽しめたと言いたいわけだが、にも関わらずエンドクレジット付近で猛烈に気持ちが悪くなってしまったのは参った。眼鏡をかけてスクリーンを見ていると吐きそうになってしまう。いや別に撮影が悪いのではなくて単に私の体調のせいだと思うんだが、同時に映写機のピントがややずれていたような気がしなくもない。この劇場では次にかかるのが「東京攻略」で、これも私は絶対観に行くと思うんだが、最後まで見ていられるのだろうか。とても不安だ。

ところで、劇場を出た後にちはらさん経由で後輩に、とある人の携帯に電話を入れてくれるように頼んだのが、こともあろうにそいつは用件を後回しにして遊んでいたらしい。数時間後、重い腰をあげて携帯に電話を入れたときはすでに繋がらなくなっていて、諸々の野望が絶たれることとなったのは、また別の話である(完璧に内輪ネタですみません)。あのときさっさと電話すれば繋がったらしいのにー。くそー。


〔2001/ 2/25〕

とある理由で、池袋まで買い物にでかける。サンシャインから西武まで池袋のあちこちを歩き回ったのは久しぶりで、とても懐かしかった。ここ数年、池袋では本屋にいるか、飲み屋にいるかのどちらかだけだったからなあ。また、この時の同行者の一人は、私がここ数日体調を崩していたことを大変心配して下さっていたようで、まことに有り難いことである。色々つらい日々を過ごしていますが、なんとか生きています。でもさすがに2月20日の昏倒後のことはなんにも覚えていませんが。ただ、同時にこの日の行動を「悪企み」だと思い込んでいらっしゃったらしいのはちょっとどうかと。後輩に何をあげたら喜ぶだろうと一生懸命考えることのどこが邪悪なのであろうか。まことに遺憾だ。なるべく素直な心で毎日を健やかに送りたいものであるなあと、しみじみ思ったことであるよ。

色々面白いものを見た後に、後輩と「アジア・キッチン」なる店にいく。えーと、「ゴジラ×メガギラス」を観た後にいったのが「アジア・キッチン」でしたっけ。あれとは全く違う店らしいのだが、こちらはあまり待たされることなく、しかも美味しい料理が次々と出てきて、なかなか良かったのではないのでしょうか。ところで、このとき『上と外4』の話題が出たのだが、「ここまではとても面白く、5巻に期待している。でも、全巻まとめて読んだ場合は果たして面白く感じるだろうか」という感想を述べた人がいたのがなかなか興味深かった。いや、私も昨日電話した折りに全く同じ話題になったもので。確かに、『上と外』を読むときの楽しさというのは、本筋とはなんら関係なさそうな話題で幕を開ける冒頭や、「一体これからどうなるんだー」と叫びたくなるくらい含みをもたせた終わり方なども含んでいるわけで、こうした要素が無くなってしまう(はずの)まとめ読みの時は、もしかすると平凡な冒険小説としか感じられないかもしれない。……いやさすがにそこまで酷くはないか。でも、『上と外』は刊行と同時に読むのが一番いいのは確かだと思う。ああどうせなら全5巻とは言わず、10巻くらいまで続けてくれないかなー。でもそうすると6巻あたりから刊行ペースが極端に落ちそうな気もするしなー。


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