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発狂するバックナンバー(2001年 1月)

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〔2001/ 1/ 1〕

明けましておめでとうございます。ついに2001年になっちまいました。例え現実がどうであろうが、2001という数字を記すと、まるで未来のまっただなかにいるような感じがして、なんだか気分がいいです。
さて、新世紀最初の更新は旧世紀最後の年に公開された映画「ジュブナイル」の関連商品についてのレビュウから始まります。いやほんとうは大晦日にアップしたかったんだけど、時間が無くて……。でも、「ジュブナイル」のサブタイトルが「BOYS MEET THE FUTURE」なわけで、21世紀に相応しいネタなのかも。我ながらいい加減だなあ。……というわけで、今世紀もよろしくお願いいたします。


〔2001/ 1/ 4〕

気が付くと、あっというまに三が日も過ぎてしまった。なーんか年末年始は妙に忙しかったりして、全然正月気分じゃありません。ああもっとのんびりと寝正月を楽しみたかったのにいいい。
と嘆いていてもしょうがないので、正月らしく今年の目標でも考えてみることによう。……うーん、目標か……Web関連については、やはりここのコンテンツをもちっとマシなものにしてゆきたいというのがありますな。ただ、これは毎年毎年目標に掲げているはずなのだが、そのくせ年を経るにしたがってテンションが低くなっているからなあ。せめて、「恩田meter」とか「Cinemameter」といった陰口をたたかれないような内容にしないと。っていうか、タイトルは「BookMeter」という表記なんだから「OndaMeter」とか「CinemaMeter」とか書くべきじゃないのかという気もするが、それはどうでもいいや。

ところで、今日は「ダイナソー」を観に行った。去年から行こう行こうと思っていたのだが、どうしても用事が出来てしまい、結局年を越してしまった。いや、まあ川崎や横浜の映画館に行く機会は何回かあったのだけど、この映画に関してはどうしても日劇プラザで観たかったもので。そう、この映画館では「ダイナソー」を字幕スーパー版に限ってDLPで上映しているのだ(*)。
ストーリーについては、かなり辛辣な評判を耳にしていたので、それなりに覚悟して観に行ったのだが、思ったよりは悪くなかった。まあ、要は一人の若者が一人前のリーダーとして成長するという、いかにもアメリカちっくなお話だったり、もう隕石ネタはやめてほしいとか目的地の設定は無理があるんじゃないかとか、幾つか文句があることはあるのだが、基本的には映像を楽しむ類の映画なので、ストーリーはシンプルでも構わないと思う。いやー、本当に映像は綺麗です。昨年「トイ・ストーリー2」を観に行った際に、「ダイナソー」のオープニングが流れていて、実写の背景とCGの恐竜の合成の素晴らしさに目を見張ったのだが、その美麗な映像を約1時間半に渡って堪能できるわけっすよ。特に、恐竜のごつごつとした質感と、重量感がありかつ俊敏な動きは必見。恐竜と恐竜が咆吼を上げながらぶつかるシーンのリアルなことといったら! また、キツネザルの体毛が一本一本識別できちゃうあたり、まさしく鳥肌ものと言えよう。こういうのって一コマ分レンダリングするのにどれだけ時間がかかるんだろうか。ただ絵を見ているだけで、十分映画代のモトは取れたような気になってしまった。
しかし、こういうド迫力の映像があるということを知ってしまうと、どうしても去年末に鑑賞した「ゴジラ×メガギラス」について色々物思いにふけってしまうことでありますな。CG映画繋がりということで予告編で流れていた「FINAL FANTASY」に期待したい。でもこっちは映像よりも音楽に注目しているんだけれど(例のテーマがちゃんと流れるんだろうか、という意味で)。

*:吹き替え版は従来のフィルムを使っての上映になっているようだ。これは映写機の故障の所為とかなんとか書いてあったけど、じゃあなんで字幕スーパー版はDLPで上映出来るんだろうか。


〔2001/ 1/ 5〕

何人かの方に年賀状をいただいた。どうも有り難うございます。そういえば、メールの年賀状及び新年の挨拶を送ってきていただいた方もいらしたんだよな。しかも、返事を書いていない。す、すみませーん、ちゃんと近日中に送りますー(平身低頭)。
なかでも、インクジェット用の年賀状にカラープリンタで打ち出したものは、そのあまりにものクリアな絵にびっくりした。私は、普通の年賀状にカラープリンタで打ち出したんだが、比較してみると全然発色が違う。こんなに差が出るとは。ま、負けた……。正月早々こんな敗北感を味わうとは。そういうショックがあったために返事を出すのが遅れ……うそですすみませんーーー。


〔2001/ 1/ 7〕

雪がちらほら舞い降りる中、渋谷へ向かう。こんな日は映画を観るに限るぜ(そうか?)。雪の白には血の赤をってことで「BLOOD THE LAST VAMPIRE」を観に行くことにする。実は、この作品はすでに去年末に観ているのだが、なぜわざわざ再度劇場まで足を運ぶことにしたかというと、1月1日から19日までは作品をデジタルで上映するのでフィルムとどれだけ違うかについてちょっと興味があったからなのだ。
そんなわけで、9時10分の回に並んでいたのだが、開場間際になってこの回はフィルムで上映することが判明する。デジタルで上映するのはもうひとつ後の回なんだそうだ。しかも全席入れ替え。うそー、聞いてないよー……と思ったら、すぐ脇にある立て看板にその旨がちゃんと書いてありました。くそっ。しかも既にチケットを買ってしまったので、帰るに帰れない。もう一回フィルムで観賞する気には全くなれないので、次回のデジタル上映まで待つしかない。
しょうがないので、渋谷ブックファーストにて時間をつぶすことにする。昨年末にサイン入り『ライオンハート』が並んでいたらしいが、今となっては影も形もなくなっていて、泣く。そのうちに、ふと『戦う女優(ヒロイン)』を見つけてしまい嫌々ながら買う。挙げ句の果てには、何を血迷ったのかTSUTAYAにとってかえしてケイト・ブッシュのアルバム「THE KICK INSIDE」を買ってしまう。でも、「LIONHEART」は無かった……(涙)。
そうこうしているうちに時間はあっという間に経ち(そもそも上映時間が短いですし)、あと数分で開場となるのであわてて渋谷シネセゾンに戻ることにした。ようやく、念願のデジタル上映版「BLOOD」が観られるよー。
さて、肝心の画質について。実は当初から予想していたことではあったのだが、くっきりと表示できるにようになった分、「BLOOD」本来のぼんやりとした質感が損なわれてしまっているように感じた。特に冒頭の地下鉄のシーンは車両の作りが“いかにもCG”という絵になってしまっているあたりが象徴的。また、ダンスフロアのシーン等では異なる質感の絵が混在していることが露骨にわかったり、綺麗な絵はよりクリアに綺麗だとわかるのだが、逆に崩れた絵はより一層崩れて映し出されてしまっている(一部の自動車の造形など)。そもそもこの作品はフィルムで上映されることを前提としているし、中間色やぼんやりとした絵を目指していたはずななのでデジタル上映すること自体矛盾しているとは思うんだが。
なお、ここで使用した映写機は「トイ・ストーリー2」や「ダイナソー」で使われたクリスティ社のものではなく、ソニー製らしい。クリスティ社の映写機はって白を蛍光灯の白のようなペカペカした色合いで映し出しているのだが、今回観た方はもう少し暖かみのある白になっていたように思う。もっともこれは素材の違いなのかもしれないが。


〔2001/ 1/ 8〕

ふと思い立ってトップページのデザインを変更することにする。実は手元の環境では、去年末あたりからスタイルシートを色々いじっていたのだが、とりあえず現時点でのモノを暫定的にWeb上に反映しておくことにする。まあしばらくはこんな感じにしておこうかと。ただ、各バックナンバーについては、もうちょっと変えるかもしれない。ちなみに、透明色が入っているPNGフォーマットを使っているので、それに対応していないネスケ4では表示がちょっとヘンになってます。すみません、なんかどんどんネスケ4を無視するようなページになりつつある……。


〔2001/ 1/10〕

しかし、よくよく考えると今回はスタイルシートをいじったというより、単に壁紙を追加してロゴを変更しただけではないかという気がする。無論、スタイルシートについても色々細かいところで変更しているんだけれど、根本的なデザインはなんにも変わっていない。あ、でも、Mozillaではほんのちょっとだけ見た目が変わるようにしてます。
ところで、実は7日に、久しぶりにHTML関係の書籍を購入していた。『詳解HTML&スタイルシート辞典』(岡倉龍一/秀和システム)がそれだが、HTMLのリファレンスとしては、かなりよくまとまっている。スタイルシート関連の書籍としてはまず『スタイルシートWebデザイン CSS2完全解説』(すみけんたろう/技術評論社)を読んでおくのが基本だと思うのだが、これをうまく補完する内容になっている。特に、『スタイルシートWebデザイン』が出版された当時は策定されていなかったXHTML1.0について触れてあるのはとても有り難い。いや、そろそろXHTML1.0に移行したいなーとか思っていたりするもので。また、各タグやCSSに対する主要ブラウザの対応状況や表示例(主にIE5とNetscape6)がカラーで載っているのもなかなか便利。今回の改変では幾つかお世話になりました。ただし、Netscape6はPreview2(及び1)とバージョンがかなり古いので、本書で触れられていることと現時点でのNetscape6とでは仕様が違うおそれがあるので、注意が必要だろう。


〔2001/ 1/11〕

Mozilla 0.7 がリリースされたようだが、敢えて最新の開発版である2001-01-11-21-MtrunkをLinuxにインストールする。おお、それなりにきびきびと動作するようだ。ウインドウを切り替えるときに少しもたつくのは従来と同じなのだが、画面の描画やスクロールのスピードはかなり早くなっていて、NetscapeNavigator4レベルに近くなっているような。試していないが、Windows版だとさらに動作が軽くなっているのではないだろうか。Netscape 6なんて目じゃないですな。


〔2001/ 1/13〕

ようやく「Lionheart」を手に入れる。おー、いんぐらんど、まいらいおんはーと……。ちなみにケイト・ブッシュのアルバムは昨年からリマスターして発売されており、「Lionheart」と「The kick inside」は夏に出る予定なんだそうな。なんとゆうタイミング。というわけで、もし「ライオンハート」が気に入って、「Lionheart」を聴いてみようかと思った人は夏まで待つのがベストではないかと。まあ、そもそも現在の時点ではCDの入手自体難しいと思うのだが。
しかし、目指すCDを手に入れるためにあちこち飛び回ったり『ジェニーの肖像』をbk1で注文していたりすると、どうせだったら恩田陸の単行本発売と同時にネタ元になった作品も容易に手に入れやすい状態にしてほしいと思ってしまうな。もちろん、『果てしなき旅路』や『血は異ならず』、それに『盗まれた街』などは復刊されたわけだが、『光の帝国』や『月の裏側』の刊行から少し時間が経った後だからなあ。どうせだったら、直前かあるいは同時に復刊してほしいものだ。――で、ふと思ったのだが、ならば逆に恩田陸に何か作品を指定して、それを元に小説を書かせるという企画を行うのはどうだろうか。そして、できあがった新作の刊行とともにネタにした作品を横に並べて同時に売りつけると。これはかなりエゲつないやり口であるわけだが、ここは名作が復刊・復刻され、容易に読める/聴ける/観られるようになるのならば別にいいのではないかとポジティブに考えておくことにしよう。恩田陸の新刊も読めるわけだし。で、仮にこの企画が通ったとしたら、どういう作品を指定すべきなんだろうか……うーん、やっぱりSFで学園ものというのが理想でしょうか。ぱっと頭に浮かぶのが『ハロー・サマー・グッドバイ』だったりするのだが、どうだろう。これなら、単行本発売と同時に復刊してくれそうじゃないっすか。しかも結構売れそうな気が。ただし、この場合は(恩田の小説に対する)ヒラノさんの激怒と罵倒が漏れなく付いてくると思われます。


〔2001/ 1/25〕

多忙、という訳では必ずしもないのだが、どうも時間に追い立てられて生活している感じがするのはなぜなんだろうか。うーむ謎だ。で、自由に使える時間が限られてくると例えばゲームなんぞは全然できなくなるわけで、例えば「ガンパレード・マーチ」は、買ったのは結構前なのにほとんど手を着けていなかったりする。あ、PS2版「機動戦士ガンダム」もうっかり買っちゃったんだけど、こちらはストーリーモードの最後のステージで止まっている。ああ我ながらなんてもったいない。……というような状態にも関わらず、なんとなく「電撃プレイステーションD」を購入し、付録としてついていた「Z.O.E」の体験版をプレイしてみた。ちなみに、このタイトルは「ZONE OF ENDERS」の略なんだそうな。さらに、主人公が搭乗するロボット(オービタルフレーム)に積まれている人工知能の名前が「エイダ」だったりするらしい。この調子だと、ほかにも色々聞いたことのある名前が出てきそうだな。ちなみに、ゲーム自体はかなり面白そう。ロボット(じゃなくてオービタルフレーム)を動かすのがめちゃめちゃ楽しいです。適当にレバーを動かしボタンを押すだけで、まるでニュータイプになったかのごとく軽快にしかもかっちょよく動いてくれます。ううう、これも製品版が発売されたら買っちゃうんだろうなあ。「メタルギアソリッド2 初体験版」も付いてくることだし。


〔2001/ 1/28〕

「クリムゾン・リバー」を観た(→レビュウを参照のこと)。今年初めて素直に面白いと言える映画だった。しかし、本当は昨日のように雪が降っている時に観ると趣があって良かったんだろうなあ。いや、昨日は「発狂する唇」のDVDを買う為に外出していたので、その足で映画館まで行けばよかったんだけど、さすがにそこまでの気力はなくて……ああ、惜しいことをしたものであるよ。ところで、このところ何故か傑作よりも駄作を人に勧めるようになりつつあるのだが、最近の一押しである「ペイ・フォワード 可能の王国」が今週末にいよいよ公開されるらしい。是非是非観に行かれることを強くお勧めしたい。すごいっすよこれはー。いや、本当に好きな人は素直に感動するし、泣いちゃうかもしれない映画なのだが、観る人によっては……。そうそう、「勝手邦題」での「ペイ・フォワード/可能の王国→私の名はクリストファー・エリクソン」はめちゃめちゃ上手いと思った。


〔2001/ 1/30〕

再文庫化された『六番目の小夜子』を買う。旧文庫版・ハードカバー版と区別するために、どう呼称すればいいのか迷うところではあるが、ぬぬにさんが恩田ML上で使われた『六サヨ3』というのは結構いいのではないかと思った。が、片仮名でサヨと書いたり(サヨコなら可)、さらには「六サヨ」と略すのはどうも好きになれないので、このサイトでは「小夜子3」という略称にしておこうか。しかしこれだと、まるで小夜子シリーズの三作目みたいだな(笑)。
それはともかく、高校三年生の時に(確か書泉ブックマートの地階にて)立ち読みしたSFマガジンでこの本の存在を知り、早速買って読んでたちまちファンになってしまった人間としては、この年になってまたもや新刊というかたちでこの小説を買えるというのは、色々感慨深いものがある。恩田があとがきの中で読者に対して「しんどいけど少しでも面白い小説を書いてお返しするしかないと思います」というメッセージを送っている箇所は、読んでいてちょっとジンときてしまった。ファンでいてよかったと思う瞬間とでも申しましょうか。でも、つらつらと表紙を眺めているうちに「偽小夜子」というネタが思い浮かんでしまう私は果たしてファンといえるのかどうか疑問ではあるのだが。


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