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発狂するバックナンバー(2000年10月前半)

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〔2000/10/ 1〕

「X-メン」の先行オールナイトがあったので、観に行くことにする。そこで「チャーリーズ・エンジェル」の予告編がかかっていたのだが、これが妙にツボにはまってしまった。だって、旅客機の中で二人の男が「またテレビの映画化か」とか言ってるんですもの(恐らく「MI:2」を意識している)。そのほか、無意味に派手な爆発シーンと、無意味に格好いいクンフーと、無意味に露出度の高い衣装がてんこ盛り。ああ、なんか年末に、「ストーリーその他はボロボロなんだけど、トム・クルーズのバカっぽい笑いを見るより、美しいキャメロン・ディアスその他を拝むことができる『チャーリーズ・エンジェル』の方が遙かにマシ!」とか言って結局全肯定してしまう自分の姿が目に見えるようだ(笑)。


〔2000/10/ 3〕

通勤途中、ふと書店を覗いてみたら新刊のハードカバーがどっさりと棚に並んでいた。ちょうど年末の各ベストに合わせたタイミングということなんだろうか。まあ各出版社の思惑はともかく、色とりどりの新刊がならんだ書店を見て回るというのは実に気持ちがいいっすね。買うかどうかはまた別の話ですが。なーんてことを考えていたら、ふと白い表紙に赤い文字が刻まれている本が目に止まった。いや、訂正します。多分最初に見えたのは作者の名前じゃないかと。ちょうど表紙の右端に、小鷹信光と書かれてある。こ、これはもしかして、と思ってタイトルを見てみると……『新・探偵物語』とあるではないですか! そして、帯には「探偵はLAで堕ちるように生きていた。」という文句が。おおおお、かっくいーーー。ってことで、ほくほくしながら工藤俊作のカムバック作をレジに運ぶこととなった。とは言っても、私が『探偵物語』および『探偵物語II』を読んだのは幻冬社文庫版からなので、21年ぶりのシリーズ最新作という実感はあんまり湧かないんですけどね。


〔2000/10/ 5〕

ってことで、『新・探偵物語』を読了した。ただ、この小説に関して色々エラそうに語ると、痛い目に会うのは目に見えているので、詳しい感想は差し控えることとしたい。まあ、前作、前々作が好きな人なら間違いなく買いだが、そういう人は私が言わなくても買って読んでいるだろうし。とにかく、ハードボイルド的格好良さを存分に味わうことができる作品でした。しかし、工藤俊作に関する描写は多少は変わったとは思うんだけど、でも小説全体の雰囲気は全然変わっていないんで、あんまりブランクは感じなかった(“幻冬社版と比べて”という注釈付きだが)。『探偵物語』の解説を読んだ限りではもっと軽く明るい話になるんじゃないかとばかり思っていたのに。


〔2000/10/ 7〕

なんと、「エクソシスト ディレクターズカット版」が公開延期に! ショックーー。私はこれから何を糧に生きていけばよいのでしょうか。え? 「インビジブル」があるじゃないかって? まあそれも確かにアリですけどね。でも、公開は来週だしなあ……。え? 先行ロードショーがあるじゃないかって? 確かに。……というわけで、さっそく観に行ったわけですが、後ろに座っていた女性二人が「エクソシスト」の件についてあれこれ喋っていて驚く。やっぱり私と同じ心境の人が他にもいたというわけですね。←違います。

感想に関しては、もうあちこちで書かれている通りなので省略。なんか最近は省略してばかりじゃないか、という気がするが、だってこの映画に関しては他に付け加えるべきことなんて何にもないんですもの。私のくだらん文章なんかを読むより他の映画関連サイトをチェックすることをお勧めしよう。eiga.comではポール・バーホーベン監督のインタビューも読めるぞ! でも、「インビジブル」よりも家族に関する話題の方が面白かったり。

「娘にも妻にも、わたしの作品はすべて見せている。もちろん『ショーガール』だって見せたよ(中略)きっと気に入ってくれて今日は楽しい食事会になるだろうと期待してね」

すげえ。さすがはバーホーベン。


〔2000/10/ 8〕

しっかし、「エクソシスト」を公開延期にして「マトリックス」を900円で上映するくらいだったら「サウスパーク」をかけりゃいいのに。絶対その方が客の入りがいいと思うんだけどなあ。

というグチはさておき、『ボーン・コレクター』に続く、リンカーン・ライム・シリーズ第二弾、『コフィン・ダンサー』(ジェフリー・ディーヴァー/池田真紀子訳/文藝春秋)を読了する。シリーズ2作目ということで、なんとなくつまんないだろうと思っていたのだが、これがどうして前作にひけをとらない面白さ。すっかりのめりこんでしまった。『ボーン・コレクター』ファンは必読。ただし、内容に関して何も知らない状態で読んだ方が絶対オトクな小説であり(ミステリだし)、決定的な情報が漏れ伝わる確率と量は時間の経過に比例することを考えると、なるべく早急にこの本を読んじゃった方がいいんじゃないかと思う。ま、余計なお世話ですが。
というわけで、ネタバレを強く憎む立場上、現時点でこの小説に関する感想を述べることは控えさせていただきたい(またかよ)。


〔2000/10/11〕

『上と外2 緑の底』(幻冬社文庫/恩田陸)を読了する。前作では、これって痴話喧嘩を延々5巻にわたって読まされることになるのか、という暗澹たる思いを読者に抱かせておいて、最後の最後で唐突に軌道修正しやがった(*)恩田陸だが、今回はかなりいいです。実に快調にすっ飛ばしてくれてます。しかも、またもや最後ではとんでもないことが判明したりして。とっとと続きが読みたいよう……。この高揚感は、「ロミオとロミオは永遠に」の連載1〜3回目くらいの時と相通ずるような。
そういうわけで、実は『上と外』のような形式はかえって恩田に合っているのかもしれないという気もするのですよヒラノさん。なんで恩田は雑誌で連載ばかりしているんだろうか、と以前から不思議に思っていたのだが、多分連載という形式そのものが好きなんでしょうね。特に、読み終えた直後に「これからこの物語はどうなるんだろう」と読者に思わせるあたりが。『上と外』は全5巻か……短いなあ。どうせだったら、10数巻くらいのシリーズにしちゃえばいいのに。

*:無論、作者にとっては予定通りの展開なんだろうけど。


〔2000/10/12〕

Netscape 6 PR3をインストールしてみる。以前ちょっと使っていたPR1と違って実に快適。起動が遅いということを除けば、さくさく動きます。一端立ち上がれば、下手するとIEよりも速いです。しかも、そこそこ安定度が高そう。これに比べりゃMozilla M17なんぞは論外。M18だとどうなんだろう?
ただ、どうもスタイルシートで:hoverがきかないみたいで、これは結構問題だと思うのだが、まあリリース版では修正されることでしょう。別に、極端に困ることはないし。FlashもJAVAも動くようなので、メインで使っても悪くはないかな? とも思います。CSSを使っている人はネスケ6での見栄えをチェックするのは必須かも。でも、FireWallを越えられないような……。

ただ、ネスケ4と同様にデフォルトでは行間が詰まって見にくいので、インストールパス(普通は、C:\Program Files\Netscape\Netscape 6)にあるresフォルダ直下のhtml.css中の

body {
  display: block;
  margin: 8px;
  letter-spacing: 5%;
}
という箇所に、“line-height: 1.5;”を加えておいた。↓こんな感じ
body {
  display: block;
  margin: 8px;
  line-height: 1.5;
  letter-spacing: 5%;
}

これで、行間がそれなりに広く表示されるみたい。本当は、ホームディレクトリ以下 に独自のCSSファイルを置けたような記憶があるんだけど、詳細は忘れてしまった……。あ、たった今Mozilla M18を入れてみました。なんかM17の日本語化パックが問題なくインストールできちゃったんだけど、これ本当にM18? まあ、いいや。テーマをClassicにしてみたら、結構かっこよくなりました。特にMy Sidebarのデザインが好きです(使わないけど)。とか書いているうちに落ちてやんのーーーーーー。


〔2000/10/13〕

朝、田中から東洋大SF研ML経由で、齋藤が仙台へ転勤するという旨のメールが届いていた。で、そこには

というわけで、急遽明日の夕方から白山BOXで送別会という名の飲み会をしよう!という話になっています。

と、書いてあったのだが、問題はこのメールをポストした時間が10月13日午前4時30分過ぎである、ということだ。「明日」って、具体的には何日? 普通、13日に出したメールで「明日」といえば14日を指すと考えるのが妥当だが、学生特有のゆがんだ生活パターンを考慮すると、日付は午後から変わると考えるべきで、そうすると田中にとっての「今日」はまだ12日、すなわち「明日」は13日であるとみなすべきなのかもしれない。一体どっちなんだよおおおおお。っていうか具体的な日付を書けよ。で、その後別経由で開催は13日であることがわかり、無事参加することができましたとさ。ふう。なお、送別会は、多数の現役生とヒマこいたOBらがBOXに溢れかえり、アホな話題で盛り上がるという、齋藤の人柄と人徳がしのばれるものでありました。一刻も早い帰還を願っておりますですよ。あと、Webページの更新も。
ちなみに、後で東洋大学SF研究会掲示板を見てみたら、田中が「(送別会を)急遽本日夕方から白山BOXにて行う」と書きこんでいやがりました。しかも例のメールを出してから数分後。うーーむ、謎。


〔2000/10/14〕

先週末に風邪をひいてからというもの、半ば朦朧としながら働いていたこともあって(しかも丁度忙しくなるタイミングだったりする)体調はもうぼろぼろである(ちょっと大げさ)。これは何としても土日で風邪を治さねばならぬ。ここで風邪をひきずるとしゃれにならん。ってことで、布団をかぶったままひたすら寝ることにする。何が何でも寝る。単に寝不足だったのではないか、という気もするがとにかく寝る。で、ようやく目が覚めたのが午後5時のことだった。なんだかやけに頭痛がするのだが、これはなんとなく寝過ぎによるもののような。うーむ、なんだか逆効果である気が。鼻水も全然止まらないし。で、気分転換に「モンティ・パイソン」DVD-BOXの「スパム・スケッチ」なぞを見ていたらさらに気分が悪くなったので、試しに熱を計ると37度1分だった。うぐぐぐ、全然良くなっていなーい。まあ、「モンティ・パイソン」に関しては、これで第2シーズンは全部見終わったのでよしとしよう(よくないよくない)。とにもかくにも、風邪を治すため、夕食後さっさとまた寝ることにする。いや、寝た……はずだったのだが、SF系日記更新時刻を見る限り13日分の近況を書いてアップしたのが夜中の午前2時40分頃らしいんですが。あの、それまで私は一体何をやっていたんでしょうか? っていうか、本当に一日中真面目に寝ていたのか? 謎だ……。
ところで、『マザーレス・ブルックリン』(ジョナサン・レセム/佐々田雅子訳/ハヤカワ文庫ミステリアス・プレス)が全然進まないので(30ページほど読んで投げ出した人もいるらしい)、平行して『野望円舞曲』(田中芳樹&荻野目悠樹/徳間デュアル文庫)を読んでいる。まさか田中芳樹の4文字が表紙に刻まれた小説を読む日が再びやってくるとは思わなかったよ。
通商国家オルヴィエートの星域に突如侵入してきた軍事国家「ボスポラス」の艦隊。一見するとはかなげな印象の持ち主だが実はしたたかで聡明なヒロイン、そして彼女の周りで起こる様々な陰謀の数々……。こうした設定は多分田中芳樹が起こしたものだと思うのだが、これはもうさすがと言うほかない。久しぶりに銀河英雄伝説その他にのめり込んでいた頃のことを思い出してしまった。そして、まださわりだけしか読んでいないのだが、文章自体は荻野目悠樹によるもののはずで、いわゆる田中芳樹っぽさはあまり感じられない。つまり、つまんない社会批判とか長ったらしい言い回しやおきまりの皮肉っぽい会話がないので、読んでいてあまり嫌悪感を抱かずにすむのはめっけもの。これで、続きがさっさと出れば言うことないですね。もうこうなったら、完結していない(しそうもない)田中芳樹のシリーズは全部荻野目悠樹に書かせたらどうなんでしょうか。特に『タイタニア』とか。


〔2000/10/15〕

さすがに、昨日は部屋でじっとしていた(「ガンパレード・マーチ」もせずにひたすら寝ていた)こともあり、今朝起きてみたら、頭痛もくしゃみも見事治まっていた。熱も引いているようだ。おお、もしかして治ったの? ただ、まだどこかふらふらしているような感じがするのだが、これはまあ病み上がりってことで問題ないでしょうきっと。
ってことで、さっそく昼過ぎに、ファンタのチケットを買いに行くことにする。いや、まだオープニング/クロージング、オールナイト以外にも幾つか観に行きたい映画があったもので。当然すべてゲットできたのは言うまでもないですね! ←ほんのちょっとだけ皮肉。

とか、どうでもいい近況はいい加減やめて、そろそろレビューを書きたいものである。ちょこちょことメモみたいなものはとっているので、近日中に何かアップすることでしょう。多分。それから、ついでに色々スタイルシートをいじっているのだが、ちょっと凝ったレイアウトにしようとするとこれがなかなか大変。特に<TABLE>を一切使わずに段組を行おうとすると全然うまくいかない。多分、floatとかpositionあたりを利用するんだろうけれど、思った位置にテキストを配置できないんだよう。あと、IE5では上手くいくけどネスケ6だと表示がおかしくなったりとか(もちろん逆もあります)。ていうか、ネスケ6ってfloatの解除(clear: bothとか)ができないような気がするー。どうしたらいいのーーー。前途多難。


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