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発狂するバックナンバー(2000年5月)

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〔2000/ 5/ 2〕

いつになったらレビューを更新することになるかわからんので、映画「ボーン・コレクター」について、幾つか思うことを。
原作ファンにとっては、この映画を観て失望することになると気が付くのは、恐らくアメリア・ドナヒー(原作ではアメリア・サックス)が初登場するシーンであろう。映画において、彼女の指は綺麗なままなのだ! これって、アメリアを演じたアンジェリーナ・ジョリーの意向なのかなあ。「指をわざわざ傷だらけにするなんてイヤ!」とか言ってたりして。うーん、どうなんだろう。
他にも、「何か変な物があります」という報告を聞いても怒らないライムとか、終盤で遺留物を素手で触るアメリアとか、色々納得いかないことが多すぎるのであった。制作者はちゃんと原作を読んだのだろうか?


〔2000/ 5/10〕

ロマン・ポランスキー監督/ジョニー・デップ主演の映画と言えば「ナインスゲート」。実は某後輩が結構注目しているみたいなんだけど、この原作が集英社文庫より同タイトルで出ているようだ。作者はアルトゥーロ・ペレス・レベルテ……ってどこかで聞いた名前だと思ったら、これって『呪のデュマ倶楽部』のことだったんですね。もともとはハードカバーで出ていたのだけれど、文庫化する際に映画のタイトルに合わせたわけか。ちなみに、この作者の本と言えば『フランドルの呪画』がお勧め。ペダンティックな魅力にあふれた傑作ミステリです。こちらも映画化されないかしら。


〔2000/ 5/16〕

『麦の海に沈む果実』が15日に出ると聞いて、ここ数日神保町に足しげく通っている(フライングで売っている可能性もあるので欲しい本は店頭に並ぶ予定の2、3日前から探すことにしている)。しかし、結果はスカ。昨日も、書泉でも三省堂でも見つかりませんでした。ほ、本当に出るのか。……いや、弱気になってはいかあああん。一日遅れているけど、今日あたり、今日こそはきっとあるに違いない。恩田さん、どこにあるの恩田さん。恩田さあああああああああああああああああああああああああああああああん


〔2000/ 5/17〕

……で、結局見付かりませんでした。もしかして、土壇場になって刊行が延びたとか。あ、ありそうでものすごーーーーーーーーーーー恐い。今度はいつまで待たせるつもりだ? しかし、今手持ちの金が残り少なくなってきているんだよな。これで、丁度すっからかんになった時に店頭に『麦の海に沈む果実』が出た日にはあなた! ああ、なんかすごくありそう。みんな、みんな、みんな大嫌い!


〔2000/ 5/18〕

「ASOV Vol22」『火星人ゴーホーム』レビュー中に『発狂した宇宙』という単語を見つけて、ひどく動揺してしまい、自分がいかに重い病にかかっているか自覚せざるを得ない今日此頃です。
ところで、『麦の海に沈む果実』ですが、マジで6月に延期になったらしいです。うそおおおおおおお。ものすごくショック。これは恩田せんせいによるファンに対する試練なのでありましょうか。あるいは、儀式でもしないと刊行してくれないとか。ぐふふふふ。と、いうわけで儀式の参考用として(?)『羊たちの沈黙』を購入(いや、『レッド・ドラゴン』を読み始めているもので)。こいつや『ハンニバル』を参考にして、あーんなことやこーんなことをすればきっと……もうすぐよ、もうすぐ私たちの恩田が降りてくる!


〔2000/ 5/19〕

しかし、なぜ突然『麦の海に沈む果実』の刊行が延期になったのであろうか。恩田が内容に納得が行かず、此期に及んで加筆・修正しているのであろうか(凝り性だなあ)。あるいは、本文中に何か不適切な表現があり、出版社ともめているとか(ありそう)。うーん、謎は深まるばかりだ。……はっ! もしかしたら、ひょっとすると! 『月の裏側』が出てから49日経ってない。


〔2000/ 5/20〕

『麦の海に沈む果実』はしばらく読めないということがわかったので、代わりに恩田陸の短編が掲載されているアンソロジーを買うことにする。これがなかなか面白くて、やっぱり恩田陸のホラーはよいなあと、しみじみ思ったのだった。なんというか、恐怖の中心をばっさりカットしちゃうところが潔くて好きです。実はまだ他の作家の小説については全然読んでいないので、アンソロジーそのものの評価はまだできないんだけど、恩田ファンは最低でも目を通しておくべきかと。……え? そもそも本のタイトルをちゃんと書けよって? す、すみません失礼しました。ええと、『血の12幻想』(監修:津原泰水/エニックス)ですね。「Blood!」「血液」


〔2000/ 5/21〕

さて、もったいぶって(?)『麦の海に沈む果実』を出してくれない恩田陸とは違い、テレビドラマ版「六番目の小夜子」はいよいよ大詰めと相成りました。しかし、これ撮影したのって多分冬から春にかけてでしょう。いやー、夏の描写って大変だったろうなあ。と、いうのはさておき、文化祭直前の雰囲気の描写はかなりいいです。お祭り前のなんとも言えぬ高揚した感じがよくでていたのではないかと。しかし、秋君はもう少しがんばっていただきたい。ここ数話は情けないぞ。クライマックスである次回の奮起に期待したい。
そう、『六番目の小夜子』をドラマ化する場合、出来の善し悪しを判定するのはとても簡単だ。つまり、文化祭のシーンの出来映え、これに尽きる。他のどんな要素が素晴らしくても、文化祭が盛り上がらなかったら全然ダメ。逆にたとえ原作からかなり逸脱した話で、しかも主人公がなぜかオリジナルだったりしても、文化祭が良ければすべてオッケーなのだ。で、予告編を観た限りではそれなりに盛り上がりそう……ではあるなあ。しかも、玲や沙世子とは別の小夜子の影が……。はたして、芝居はきちんと上演できるのか。そして、話のときどきで示唆される黒幕とは一体誰なのか。いやー、次回が楽しみですなー。「ご安心なさい。犯人はお兄さんじゃありません。犯人は女です。」(なんか意味深)


〔2000/ 5/22〕

とりあえず、極めてクリティカルなスペルミスを発見したのでこっそり修正。「一体、何がどうなっているの?」……さあ。しかし、このネタに関しては延々と続けられる自信があるぞ。自慢にもなんにもなりませんが。


〔2000/ 5/23〕

おおおおおおおおお、ほ、欲しいいいいいいいい! が、まあ、B5は今のTP240で間に合っているからいいか。しかし、A4で同タイプのマシンが出たらどうしようどうしようどうしよう。
それはともかく、ようやく『ハンニバル』を読了した。上下二分冊だが、実質的にはかなり薄い話だったような。なので、ひとつの本を読み終わった満足感よりも、ようやくこれからネットのあちこちでアップされているレビューを読めるんだという安堵感の方が圧倒的に強い(基本的にどんなレビューでもどこかしらネタバレの要素があると思っているので、将来読むであろう本について書かかれてある文章は意図的に読まないようにしている)。まあ、私もなんらかの感想は書く、かもしれない。で、当然この本は映画化されるわけだが、問題のラストはもうちょっとソフトなものになるらしい。えーーーーーー、あのラストをとったら『ハンニバル』なんてなんにも残らないじゃない。これだから、商業主義に目がくらんだ映画業界の奴らは……いや、まてよ、どうせ商業主義に走るんだったら、きっと今最もホットなネタを取り入れるに違いない。――もしかしてひょっとすると、ハンニバルとクラリスがクンフー使うとか。


〔2000/ 5/24〕

いや、しかしここまで某映画ネタをえんえんとひっぱると、さすがに飽きてくる人も多いだろう。そもそもはじめっから「なんてサムい奴」と思っている人も少なくないはずだ。当の自分でさえも、こんなもんわかってくれてさらに笑ってくれる人なんているのだろうか、と思っていたのであった。そんなわけで、林さんが日記で面白いと書いているのを読んで、すごくびっくりしたものである。が、ここまで続けていると、さすがの林さんも「しょせん、大熊。余計なお世辞は言わなきゃよかった」と後悔していることであろう。すみませんのお。
が、まあ、サムかろうがダメダメだろうが、このネタを使ってしまうのはいたしかたのないことなのである。某後輩が「まだハマっていたんですか?」とか言っていたが、はっきりいって私は断じて某映画にはハマっていない! 失敬な。もはや私と某映画とはハマるなどという言葉では言いあらわせられないほど緊密な関係にあるのだ。つまり、自分の精神もしくは肉体とあの映画は不可分に結びついているのである。「おーお、せい、きゃん、ゆーすぃーーーーーー」


〔2000/ 5/25〕

突然ですが、デザイン変えました。いやーなんかすごく悪趣味で、いいっすね。タイトルも含めてものすごく気に入っているんですが、どうでしょうか。さて、肝心の近況ですが……ネタ入れ忘れちゃったみたい。書くことがないっす。ううううう、さすがに忙しかったもので。そのため、今月号のSFMすら買っていないのだった。しまったあああああああ。一生の不覚。なんで不覚なのかは、手にとってみればわかります。


〔2000/ 5/27〕

いよいよ今回の「六番目の小夜子」はクライマックスの学園祭のシーンだったんだけど、迫力はいまひとつだったかなあ。ちょっとふまーん。
さて、ついでにビデオに録画しておいた番組をちょっと見てみるとことにしたのだが……おおおおお、プラズマ火球が遊園地を直撃している! いやあ、やっぱりガメラはいいっすねー、じゃなくて「クロスファイア」の宣伝でした。しかし、とりあえず炎の描写はいいっす。顔面が徐々にふくれていって、爆発するシーンなんか、実にいいです。ストーリーの善し悪しはわかりませんが、SFXは期待できるのではないか。ふと思ったんですが、次は「ガメラ VS 青木淳子」っていうのはどうでしょ、金子監督。タイトルだけでもすでに「ゴジラ×メガギラス」より数万倍面白そうっすよ。淳子が「私はガメラを許さない」とかいうのはなかなか迫力があっていいんじゃないかと思うんですが。でも対決するよりどっちかというと共闘して人類を皆殺しにしそうな気が……そ、それはまずい。なんとかそれだけは阻止せねばああああああ。闇の力が支配する前に……半径20キロほどでお願いします。あ、「クロスファイア」の公開日わかってますよね? ←6月10日です。


〔2000/ 5/28〕

試写会ではなく、普通に劇場で映画を観る時の最大の楽しみといえば、なんといっても、本編上映前にかかる予告編である。本編ではなく予告編目当てに劇場に足を運ぶことってありませんか? あるいは、Webにアップしてある予告編をダウンロードしたりして、なんども見返したり(とれなびなんかが、結構有名か)。
さて、現在公開中で、印象に残った予告編と言えば「ロミオ・マスト・ダイ」。あれを最初見たときは、「うおー、かっこいー!」と興奮してましたね。こんな予告編を見せられちゃったら行かざるをえんだろう! とまで思ったものではありましたが、本編はダメダメだった……。もう、冒頭10分と予告編さえ観れば、あとはどーでもいいです。そういえば、「天地大乱」のDVDが出ていたはずなんで、どうせジェット・リー(リー・リンチェイ)のクンフーを堪能したいんだったら、こちらを観た方がはるかにマシだと思います。
それから、まだ公開されていない映画では、「タイタン A.E.」の予告編が無茶苦茶かっこよかった! この映画って、「スター・ウォーズ エピソード1」公開時に予告編がもかかっていたはずだけど、あのときはさっぱり要領を得ない内容で、とてもつまらなかったんですが、最近のは派手でいいです。もろに内容がスペオペっぽかったり、メカニックや戦闘シーンに気合いが感じられたりと、もうこれは期待しなきゃ嘘でしょう! ああ、早く本編が観たいよーーー。とか、予告編関連は書くとキリがないのでこの辺にしておこう。いや、他にも別に予告編があろうがなかろうが観に行くことは既にけっていだけど、それでもあまりもかっちょよすぎる「人狼」とか、色々あるんですけどね。いやあ、いいよなあ、「人狼」。あれは……シビ、シビれるううううううう。いや、今日のネタは一段とサムいようで。


〔2000/ 5/31〕

最近、鬼畜度が低下しているのではないかとふと不安になったので、エロティック・ホラーアンソロジー『震える血』、『喘ぐ血』を立て続けに読む。いやあ、やっぱリチャード・レイモンはいいっすねー。いかにもレイモンらしい身も蓋もないぐちゃぐちゃネタが満載。しかし、『逆襲の〈野獣館〉』以来、単行本は出ていないんだよなー。残念。それから、カール・エドワード・ワグナーも書いていてちょっとびっくり。しかも、彼は既に亡くなっている、ということを知ってさらにびっくり。しかし、〈ケイン・サーガ〉はいつになったら訳されるんだろうか。ねーえ、出版社と訳者さん、本の刊行、なんとかなりません?


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